2017.2.10
犬にも玄米を食べさせても消化は大丈夫なの?アレルギーはあるのか
手作りごはんが流行っていますが、その中で玄米を使う飼い主さんも多くいます。健康志向のペットフードにも入っている場合があります。炭水化物は犬には良くないのでは?玄米って本当に体にいいの?など様々な疑問があると思います。実際のところどのようなメリットデメリットがあるのか調べてみました。
犬に玄米を食べさせても大丈夫?
基本的に問題はありません。食べさせても大丈夫です。しかし穀物アレルギーを持っている場合、アレルゲンとなる胚芽の部分をダイレクトに食べることになるのでオススメしません。
幾ら体に良くても穀物アレルギーの疑いがある場合はチャレンジしないように注意しましょう。また、アレルギーでなくても普通の炊き方の玄米をそのまま与えると消化できなくて下痢等お腹を壊したりする可能性があります。
良く水につけ、柔らかく炊いてフードプロセッサーなどで細かくドロドロにするとよいでしょう。
老化防止や血流をよくする
玄米にはビタミンEが豊富に含まれています。脂肪の酸化を防ぐものなので、老化防止に効果があるとされています。それだけでなく、血流をよくするといわれています。血行を良くして体のリズムを整える働きがあります。悪玉コレステロールを抑制するので、血栓などができない綺麗な血液になります。
通常動物の内臓や魚の肉の部分に多く含まれています。取りにくい栄養素なので玄米であれば比較的手軽に摂取できますね。不足すると筋力の低下や皮膚や免疫の衰えに繋がります。
エネルギーを効率的に変えられる
玄米に多く含まれているビタミンB1は糖質を効率よくエネルギーに変換するのを助けます。ビタミンB1がないとうまくエネルギーを作り出せない為に体が疲れやすくなります。
流れ出てしまう栄養素なので毎日少しづつ摂取する必要があります。
強力なデトックス効果がある
玄米にはフィチンという物質が含まれています。この物質は悪玉ミネラルを対外に排出してくれます。必要なミネラルも一緒に排出してしまうのではないかと否定的な意見もありましたが、近年あまり関係ないという研究が出ています。
むしろいらない物質をしっかり排出することができるので健康に非常に良いものと考えられています。
消化に悪いという意見もありますが
確かに玄米そのままの形で与えては、殻が邪魔で消化に悪いです。よく噛んで食べる人間と違い、飲むようにして食べる場合が多いので軟らかく煮こんだりペースト状にしたりするひと手間があると良いです。ペットフードの場合は砕かれている状態なのでそこまで心配する必要はないかと思います。
炭水化物は吸収できないって聞いたけど
犬は人と違って炭水化物の代謝が出来ないので、たんぱく質だけ与えていれば良いというような話は多く聞かれます。本当にそうなのでしょうか?
実は2013年スウェーデンの研究者たちがネイチャーに発表した研究結果によると、アミラーゼの遺伝子のコピーをオオカミの2~15倍持っていて、犬のアミラーゼ活性(でんぷんを糖に変える酵素)はオオカミの28倍になるという事が分かりました。
つまり犬はでんぷんを多く含んでいる食品を効率よくエネルギーとして使えるという事が分かりました。炭水化物はうまく使えないという説は研究が進んでいない時の古い知識なんですね。たんぱく質は多めにとらなければなりませんが、炭水化物の多い食材を使っているフードは避けなければならないというわけではありません。
いぬひかりでは玄米など雑穀類のミネラルなど健康効果に注目してドッグフードを作っています。消化しやすい形に玄米を料理するのが大変という場合は既に細かく砕かれ消化しやすい形になっているドライフードをお試しください。
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