●成犬（6カ月〜7歳）
一度にたくさん食べられるようになるので、食事回数は1日2回が適正です。
体重を管理しながら食事のカロリーをコントロールすることが大切です。

●高齢犬（7歳〜）
消化機能が衰え始めて食が細くなります。
一回の食事量は減らし、1日3～4回に分けて高齢犬用のフードを与えましょう。
これらは目安ですので、愛犬の胃腸の状態がよくないときは食事回数を増やして1回の食事量を減らしてあげましょう。

【猫の食事】
猫の食事の与え方には、好きなときに好きな量を食べさせる「自由採食法」と決まった量を1日に分けて与える「定時給餌法」があります。

●成猫（1歳～）
「自由採食法」でこまめに小腹を満たせるような食べ方が猫本来の食事の仕方に近いです。
傷まないフードを置いたままにするなどしていつでも食べられるようにしましょう。
「定時給餌法」は多頭飼いや肥満などしっかり食事の管理をしたいときに向いています。
1日2回～数回に分けて与えましょう。
両方を併用してもいいでしょう。
適正なカロリーや量を守り、定期的に猫ちゃんの状態を確認してあげるのが大切です。

●高齢猫（7～8歳以上）
老化のスピードは個体差が大きいです。
食事量を把握しコントロールするためにも、「定時給餌法」で猫の体調に合わせて1日2回～4回与えるとよいでしょう。

【犬に与えてはいけない食材】
●チョコレート
「テオブロミン」という物質に毒性があるため、大量に食べると危険です。
落ち着きがなくなる・嘔吐・失禁・下痢・筋肉の震え・脱水・高体温などの症状が現れ、最悪の場合には死に至ることもあります。
●（ネギ類）タマネギ・ニラ・ニンニク
「アリルプロピルジスルフィド」という物質が赤血球を壊し、貧血や呼吸困難などを引き起こします。
●キシリトール
キシリトールを摂取すると膵臓からインスリンが急激に放出され、低血糖症を引き起こします。
犬用のガムの中にもキシリトールが含まれているものがあるため、注意しましょう。
●ナッツ
原因物質やメカニズムはまだわかっていませんが、嘔吐・脱力・震え・腹痛・ぐったりするなどの症状を引き起こします。
●アボカド
アボカドの果実と種に含まれる「ペルシン」が原因となり、嘔吐・下痢・呼吸困難などの症状を引き起こします。
●ぶどう・レーズン
原因物質やメカニズムはまだわかっていませんが、嘔吐・食欲不振・下痢や、急性腎不全を引き起こし、死に至ることもあります。
●トマト（緑）
赤く熟していれば無害です。「ソラニン」という物質が吐き気や筋力の低下を引き起こします。
●マカダミアナッツ
原因物質やメカニズムはまだわかっていませんが、神経症状を引き起こすことがあります。

【猫に与えてはいけない食材】
●チョコレート
「テオブロミン」や「カフェイン」等が原因となり、嘔吐や下痢、呼吸の乱れ、発熱を引き起こします。
最悪の場合には死に至ることもあります。
●カフェイン
中枢神経が刺激されることにより、動悸や不整脈、嘔吐、ふらつき、ひきつけなどの症状を引き起こします。
お菓子類にもカフェインが含まれていることがあるので注意が必要です。
●（ネギ類）タマネギ・ニラ・ニンニク
「アリルプロピルジスルフィド」という物質が赤血球を壊し、貧血や呼吸困難などを引き起こします。
●アボカド
アボカドの果実と種に含まれる「ペルシン」が原因となり、嘔吐・下痢・呼吸困難などの症状を引き起こします。
●アワビ
「ピロフェオホルバイド」が原因となり、光線過敏症を引き起こします。
太陽光で皮膚炎を起こしてしまう病気で、悪化すると毛や色素が薄い耳の外側などは壊死してしまうこともあります。
●生の豚肉
「トキソプラズマ」という寄生虫により、嘔吐、下痢、血便、呼吸困難などを引き起こします。
猫の便を介して人にも感染するため注意が必要です。