2017.3.30
フードは動物・植物性油脂のどっちがいい?菜種油はバランス良くて効果的?
キャットフードには油が使われています。エネルギーになりますし、必須脂肪酸というものは必ず取り入れなければ体調を崩してしまいます。油なら何でもいいというわけではなく、きちんと必須脂肪酸が入っているもので質のいいものを選ばなければ意味がありません。菜種油は質のいい油と言われていますが、猫の健康にはどのようにいいのでしょうか?
菜種油の成分は?
菜種油100g中の成分はどのようなものなのでしょうか?菜種油100g注意入っている脂肪酸はこんな感じです。
飽和脂肪酸(パルミチン酸など)7.06g
一価不飽和 (オレイン酸など)60.09g
多価不飽和脂肪酸(n-6リノール酸など)18.59g
多価不飽和脂肪酸(n-3リノレン酸など)7.52g
です。
パルミチン酸
お肉などでも取り入れることが可能な成分です。あまり油だけから取り入れないとというわけでもないものです。むしろ取り入れすぎると肥満の原因になるのでほどほどがいいでしょう。種類にもよりますが、植物性油脂の場合菜種油よりパルミチン酸が倍くらい多いものも多いので少ないくらいです。
オレイン酸
悪玉コレステロールを下げて善玉コレステロールは下げないとして、健康に良い脂肪酸の代名詞です。オリーブオイルが多いと有名なのですが、それに匹敵するくらい多いです。
n-6リノール酸
コレステロール下げてくれるいいやつです。ただ取り入れる機会の多いものなので過剰摂取のほうに注意が必要です。
n-3リノレン酸
中性脂肪を下げたり脳の健康を保ったりします。取り入れる機会が比較的少ないので意識的に摂取したいものです。
猫に特に必要な脂肪酸は?
猫はn-6とn-3の脂肪酸を体内で合成できないので食べ物から取り入れる必要があります。菜種油はちゃんと両方入っていますね。
n-6リノール酸など
この脂肪酸は大多数の植物性油脂に入っています。欠乏を心配する必要はあまりありません。主に皮膚や被毛からの水分の喪失を防ぎます。ただ過剰摂取はアレルギーの原因になると言われています。そうならないためにリノレン酸必要と言われています。理想的な比率は3系:6系のバランスが1:2~1:4程度と言われています。菜種油はバランス良く配合されていますね。
n-3リノレン酸
免疫機能を正常に保つ働きがあります。炎症を抑える働きがあるのでリノール酸などが働きすぎてしまい、アレルギーや炎症を起こすことを防いでくれます。
また人間の研究結果ですが、乳がんの成長を抑制したという研究があります。リノレン酸などに関しては不足しがちになるので意識的に取り入れたいですね。
植物性油脂のメリット
どの油も酸化はするのですが、植物性油脂のほうが動物性油脂より酸化しにくいという利点があります。動物性のほうがにおいが強かったりするので食いつきは良くなります。ただ酸化を防ぐために大量の酸化防止剤が必要になるので添加物は多くなります。また結局のところ酸化するので質はいいとは言えません。
菜種油は高温では酸化しやすいのですが、製法に気を付け高温になりやすい保管を避ければ問題ありません。
まとめ
いぬねこひかりは国産なので輸入物に比べて高温多湿になりやすい輸送はしません。そのため新鮮な状態でお届けできます。またねこひかりは菜種油を使っています。脂肪酸の配合のバランスがいいので被毛や皮膚の健康を保ちつつ健康な体作りをお手伝いします。
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