2017.2.9
高菜は犬にとって健康にいいの?実はきれいな肌や元気を保つ野菜
高菜と聞くと塩漬けにされているものを思い浮かべる方が多いと思います。そのため高菜を犬に食べさせるというのはあまりない発想かもしれません。しかし味付けしてない高菜はワンちゃんの健康にとってもいい食材です。
人参に匹敵するβカロテン!
高菜には人参に匹敵するβカロテンが含まれています。βカロテンは肝臓の脂肪組織に貯蔵され、必要に応じてビタミンAに変換されます。ビタミンAは皮膚や粘膜を保護するので、感染から体を守るために欠かせません。皮膚や粘膜を保護することは、感染予防以外にも大切な働きがあります。
ビタミンAが不足し、粘膜が乾燥するとやがて萎縮します。硬い細胞ができるとその中の一部が癌に変化する場合があるのです。そのためビタミンAをしっかりとることはがん予防にもつながるのです。
一見すると成犬や高齢犬に必要な栄養素のように見えますが、骨の形成にも大きく関わるので子犬も不足なく取り入れたい栄養素と言えます。すべての年齢の犬に対して高菜の栄養素は必要不可欠と言えます。
ビタミンKが骨や血液の健康に寄与
犬はビタミンKを体内で合成できるのですが、必要量には達しないと考えられています。そのため食物から補う必要があります。摂りすぎてしまっても、問題が起こることはあまりないですしサプリメント以外から過剰摂取することはまれなのであまり気にする必要はありません。
ビタミンKは血液中のカルシウムが骨にくっつくのを促します。カルシウムは神経などでも必要なので血液中にもあるのもなのですが、血液中にカルシウムが多すぎると通常固まらないところでカルシウムの塊が出来てしまい危険です。骨に吸着させることによりより安全にカルシウムを利用できるようにします。これは不自然な場所にカルシウムが沈着するのを防ぐだけでなく、骨粗しょう症の予防ともなるので非常に重要です。
ビタミンKは骨だけでなく血液にも作用します。血液の凝固に関係しています。けがをしたときに正常に血液が固まりかさぶたを作るときに必要なのです。不足してしまうと鼻血が出たりします。出血そのものは少ないのですが、長期間で続けたり脳などで出血した場合危険です。
カリウムが豊富
高菜にはカリウムが豊富です。利尿作用があるだけでなく、神経を伝達するのに欠かせない物質です。尿や肉球からの汗として排出されるので、基本的に過剰摂取になることは少ないです。
カリウムが不足すると足がつったり、心臓では不整脈の原因と成ります。細胞内のエネルギー生成がうまくいかなくもなるので、栄養失調状態にもなります。沢山食べていても元気がないのはエネルギーになっていないからかもしれません。効率よくエネルギーに変えて健康な状態を保ちたいですね。
緑黄色野菜の優等生を効果的に
高菜は緑黄色野菜として様々な栄養素を含んでいます。そのどれも犬にとって大切なものです。生の高菜を食べる機会はなかなかないかもしれません。最近では手作りフードを簡単に作るためにフリーズドライで売っていたり、オーガニックフードの中に加えられていたりします。
既に加工されているので吸収もいいですね!高菜の栄養をぜひわんちゃんの健康にもお役立てください!!
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