2017.1.27
鶏肉の栄養は猫にとって良い?大量に与えるとアレルギーになったりする?

ネコは完全肉食なので良質なたんぱく質を必要としています。キャットフードを選ぶときにもこだわりたいですね。よく鶏肉をメインにしているものを見かけますが、鶏肉は猫にとって良質な蛋白源となるのでしょうか?
鶏肉は栄養バランスのいいお肉

鶏肉はたんぱく質をメインにビタミンAやB群・鉄・亜鉛など猫にとっても重要なビタミン、ミネラル類を豊富に含んでいます。
また、ネコちゃんは必須アミノ酸が11種類と多いのですが鶏肉にはそれらが全て含まれます。また、カロリーが低いので運動不足のネコちゃんでも安心して食べることが出来ます。逆に牛肉はカロリーが高いので与えすぎには注意が必要です。
たんぱく質含有量が牛肉より高いことも
牛肉のももはたんぱく質の含有量が100gあたり28g程度です。ですが鶏むね肉は38.8gとグラム当たりのたんぱく質の量が多いんです。あっさりしているので食べやすく、そこまで量が食べられなくても少ない量で効率的に栄養を摂取することが出来ます。
特にもも肉にはタウリンが豊富
ネコちゃんはタウリンを自分の身体の中で作れない為、必ず食べ物から取り入れなければなりません。心臓を正常に動かすのに必要だったり、視力や聴力を保つのにも必要です。
非常に重要な働きをしている成分です。お肉や乳製品・魚介類に多く含まれています。昔あったような猫まんまでは補うことが出来ないので、適切な食品を含んだフードを与えるようにしましょう。
おやつとして与えたい場合の量は?
そんなに体にいいならおやつとして与えたいという方もいるかもしれません。もしくは既におやつとして与えているというケースもあるでしょう。ごはん以外の時におやつとして与える場合どれくらいの量なら許容範囲なのでしょうか?
ささみ1本は約40キロカロリー程度です。平均体重の猫ちゃん(3.6~4.5kg)なら1日の摂取カロリーの15~20%に相当するカロリーです。いくら栄養が良く体にいいからといっても、与えすぎは肥満のもとです。
若くて運動量が多い猫ちゃんなら少し量を与えてもすぐに太ることはありませんが、あまり動かない猫ちゃんの場合はごはんの上のトッピングとして味を少し変える程度の与え方に留めるのが良いでしょう。
鶏肉はアレルギーになりやすい?
毎日の食事としてそれなりの量を長期的に食べさせ続けると、アレルギーになる場合もありますが鶏肉はアレルギーになりやすい食材なのでしょうか?2015年にドイツの大学で猫の食物アレルギーに関する研究がなされました。その結果猫がアレルギーを起こしやすい食材は以下の様であるということが分かりました。
・牛肉18%
・魚17%
・鶏肉5%
・乳製品4%など
鶏肉は牛肉に比べかなりアレルギーになる割合が少ないということが分かります。大量に食べてもアレルギーを起こさないこの方が多いでしょう。基本的に鶏肉をメインに使ったキャットフードを毎日与えても問題はないかと思います。もしアレルギーがある場合は、体をかゆがったりお腹が緩くなったりします。
基本的にアレルギーの有無を調べたりするのは難しいので、これらの体調変化がないかしっかり観察しましょう。もしも鶏肉でアレルギーが出てしまった場合、他のお肉をメインにして作られているキャットフードに変えると症状は治まるはずです。
おすすめの食材
現代のネコちゃんは運動不足になっている子も多いです。そんな中で低カロリーで少しの量でもしっかり栄養が問える鶏肉は非常に素晴らしい食材と言えます。
ただ、好き嫌いはそれぞれあるのでサンプルなどを与えてみてどう反応するかを見るのはいいですね。栄養バランスが良く、ネコちゃん本人も好んで食べることが出来るフードを選びましょう。
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