いぬは青しそを食べても大丈夫？実は犬のごはんにも健康効果抜群

しそは犬も食べて大丈夫？

犬と人では食べていいものダメなものが違う場合があるので、気を使いますよね。しかしある種のハーブなどは犬が食べても問題なく、体調を整えてくれたりします。しそも犬が食べてもいいハーブの一種で、お庭に生えているものをバクバク食べるワンちゃんもいるほどです。なれないとはじめは食べたがらないかもしれませんが、元から好きというワンちゃんも珍しくありません。好きで食べている場合止めなくても大丈夫です。

しそは強い抗菌作用だけでなく、消化酵素の分泌の促進を促してくれるので食欲増進作用もあるんです。夏バテで食欲が落ちているワンちゃんにお勧めです。

αリノレン酸は動脈硬化・アレルギー予防に効果的

しそにはαリノレン酸という成分が含まれています。最近亜麻油やエゴマがはやりましたよね。それらの油に含まれている成分となります。どうしてαリノレン酸がここまでもてはやされるのでしょうか？

このαリノレン酸は必須脂肪酸と呼ばれるもので、体内では作り出すことができないものとなります。人も犬もそうです。

αリノレン酸は体内に入るとＤＨＡやＥＰＡに変化します。この２つの成分は中性脂肪や悪玉コレステロールを減らしてくれます。そのため動脈硬化など血管・血液の病気の予防をしてくれます。

それ以上に効果を発揮するであろうものはアレルギー抑制効果です。αリノレン酸はリノール酸という成分と競合的に働きます。どういうことかというと、取り入れる機会が多く、かつ過剰摂取するとアレルギー反応を引き起こしやすいリノール酸を少し抑えてくれるというわけです。

リノール酸も良い成分ではあるのですが、過剰摂取したときアレルギーなど弊害が出やすいものです。比較的多くの食材に含まれているので、体に取り入れる機会が多くアレルギーの危険があります。このリノール酸由来のアレルギーならαリノレン酸を必要な量取り入れることによって改善する可能性があります。

またαリノレン酸は花粉症などにも効果的と言われています。花粉症になるワンちゃんも近年増えてきているので積極的に取り入れたい成分ですね。リノール酸の方は多めに摂取できていることが多いのですが、αリノレン酸は足りないという場合が多いので意識的に取り入れるようにしましょう。

皮膚の健康に効果大

しそにはβカロテンが多く含まれています。犬の場合、人と同様にβカロテンをビタミンＡに変換することができます。このビタミンＡは皮膚や目など上皮細胞を健康に保ちます。上皮細胞を健康に保つとはどういうことでしょうか？

上皮細胞とは皮膚や目、消化器・呼吸器・子宮や膀胱を覆う皮膚の部分のことです。これらの組織の乾燥を防ぎ、傷つかないように保ちます。

消化器官が健康だと、きちんと栄養を取り入れることができるので全身の栄養状態がよくなります。また、腸には体の免疫細胞の６割くらいが集中しているので腸が健康だと免疫力が上がり風邪などひきにくくなります。

健康になれば当然見た目にも影響してきます。肌がきれいになり毛質がよくなります。また、粘膜の健康を保つので歯茎も強くなり口腔内のトラブルが減ります。

粘膜は呼吸器を構成しているものでもあります。喉などの粘膜が乾燥していると、ウイルスが侵入しやすくなります。しかし、うるおいを保って異物を排出する機能が正常に保たれていると外から悪いものが入ってきても押し出すことができます。

このように粘膜の健康を守るのですが、ただ単に風邪予防だけではなく粘膜にできるがんの予防にもなるといわれています。ビタミンＡは粘膜にできるがんを予防するビタミンとまで言われているんです。

手っ取り早くとりたいならレバーを食べさせればいいじゃないかという方もいると思いますが、そうすると過剰摂取となってしまいます。長期間過剰摂取が続くと、中毒症状が出る場合があります。過剰摂取とされる量はレバーのような、ビタミンＡをダイレクトに多く含む食材を毎日たべているというような特殊な状態でない限り基本的にはならないので心配いらないかと思います。しかし、体にいいからとサプリメントなどで沢山とらせることはしないように注意しましょう。その点しそは少量を毎日与えても過剰摂取になることはないので安心です。

しそは料理のレパートリーが限られるからあまり買わない・育てても枯らしてしまうなどあまり食べる機会がない場合は青じその入っているドッグフードを利用するのはいかがでしょうか？いぬひかりは青じそなど野菜類も豊富に含んだドッグフードです。不足しがちな栄養を豊富に含み、ワンちゃんの健康をサポートします。